ロードスターRFからアウディA3(8P)に乗り換えた理由

アウディA3 3.2 FSI quattro アウディA3
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このブログを読んでいただいている方はご存知の通り、私はロードスターRFを愛車として過ごしてきた。しかし今回、アウディA3 3.2 FSI quattro(8P、3ドア)に乗り換えることになった。

「なぜロードスターRFを手放したのか」「なぜ今さら古いアウディ?」と思う方も多いだろう。自分なりに正直に書いていきたいと思う。

なぜロードスターRFを手放したのか

理由はシンプルだ。修理費の問題である。

以前にロードスターRFでクラッシュしたことを報告した。

他人の不幸は蜜の味!?岡山国際2コーナーでクラッシュした話
サーキットでクラッシュした直後、「やっちまった」と思った。ロードスターRFでサーキットを走るのは楽しい。岡山国際サーキットは走りごたえがあって、何度走っても気が引き締まる。だからこそ、2コーナーで単独クラッシュした瞬間は、正直、しばらく何も…

クラッシュの後、修理して乗り続ける方向で検討していた。
100万円程度で修理できればと甘く考えていたのだが、提示された修理見積は想像を大幅に超えるものであった。

ロードスターRFのサーキットクラッシュ修理費はいくら?見積総額210万円の内訳を公開
岡山国際サーキット2コーナーで単独クラッシュしたロードスターRF。修理見積総額は2,096,864円でした。部品別内訳・保険の有無・実質負担額まで公開します。
もーちんどい人
LINEスタンプ「配当金生活に移行したいときのスタンプ」より

提示された見積明細と睨めっこしながら、まだ使える部品は使ったり、ヤフオク等で部品を安く調達する検討を行ったのだが、それでも150万円は掛かりそうであった。この金額を一括で支払うのは難しい…。

かといって、このためにローンを組む気にもなれなかった。リベ大で「予算の範囲でやりや〜」「(浪費の)借金すんじゃねえ」を学んでいた身としては、借金をしてまでクルマを修理するという選択肢が、自分の中で納得できなかった。
厳しい現実を目の当たりにした筆者は「もーちんどい」状態となった。

「修理して乗り続ける」か「手放すか」…。悩んだ末に、手放す選択をした。
ロードスターRFへの愛着は本物だった。だからこそ、この決断は簡単ではなかった。

なぜアウディA3(8P)を選んだのか

すぐに次のクルマを探していたわけではなかった。
ところが、いつも懇意にしている越智モータースさんにたまたまアウディA3(3ドア、8P)の在庫があり、「TOSSHYさんこんな変態なクルマが好きでしょう!笑」と勧めていただいた瞬間に何かが刺さった。

アウディA3 3.2 quattro
おすすめされたときの写真

購入の決め手はいくつかある。

まず、以前からドイツ車が好きでいつか所有したいと思っていたこと。そのタイミングがたまたま今だったという感覚だ。

次に、グレードだ。このA3は最上級グレードの3.2 FSI quattro。アウディ製の自然吸気V6エンジンを積んだquattro(AWD車)は、以前から憧れの存在だった。

そして最大の理由が、このA3が3ドアモデルである点。アウディA3といえば5ドアが圧倒的に多く、3ドアは非常に希少だ。実用車然としていない引き締まったシルエットが好みだった。

  • 年式:2005年
  • 走行距離:約8.7万km
  • 購入形態:中古

また、クラッシュしたロードスターRFは損傷を回避した部品も多くある点で価値が残っていたことも、乗り換えを後押しする材料になった。

A3 3.2 FSI quattro 実際に乗ってみてどうか

良かった点

quattro(クワトロ。アウディのAWD技術名)の安心感は別次元だ。ロードスターRFはFRで、ウェット路面では気を遣う場面も多かった。A3のquattroはそのような不安を消し去ってくれる。これは雪道を走るのが非常に楽しみだ。

3.2L V6エンジンのパワーは圧倒的だ。高速道路での追い越し加速はまさに「楽勝」という表現がぴったりで、アウトバーン生まれらしく高速安定性も非常に高い。

DSGのフィーリングが素晴らしい。変速時に加速Gが途切れることなくシームレスにつながり、MTのようなダイレクト感も備えている。Dレンジに入れれば静粛性と燃費を両立した穏やかな走りができる一方で、Sレンジに入れればスポーツカー(というかもはやレーシングカー)のような高回転域を常用するシフトパターン、というように大きく異なる2面性を有している。

旋回性能も予想以上だ。ステアリングの手応えと車両応答がリニアで、クルマを自然にコントロールしている感覚がある。

そして単純に荷物が積めて人も5人乗れるのは、日常使いにおいて非常に助かっている。

物足りない点

正直に書く。軽快感はない。車重があるため、ロードスターのように思い通りにヒラヒラと動く感覚はない。ジムカーナのような細やかな操作を要する競技には向かないと感じる。

また、オーナー同士のコミュニティが少ない。ロードスターオーナーのすれ違い時の挨拶文化や、オフ会のような繋がりに慣れていた分、少し寂しさを感じる。ネット上の情報も少なく、トラブル時に情報を探しにくい点も課題だ。

Bluetoothオーディオなどの現代的な機能がないのも古い年式ゆえの宿命。もちろん承知の上で乗り換えたが。スマートフォンとの連携は別途対策が必要だ。

意外だった点

サーキットを走るアウディA3 3.2 quattro

驚いたのは旋回性能の高さだ。フロントヘビーなFFベースのAWD車ゆえアンダーステアが強いだろうと予想していたが、予想に反してよく曲がる。サーキットにも持ち込んだが意外と楽しめると感じた。変速時間が短いDSGの特性もサーキットで生きてくる。

エンジンの吹け上がりが鋭い。アイドリングでの空ぶかしはまるでレーシングエンジンのようで、実用ハッチバックに搭載されているエンジンとは思えない官能性がある。

燃費が良いのも嬉しい誤算だ。3.2L V6搭載のAWD車だが、エコランに徹すれば14km/Lを実現できた。

そして購入から2か月が経つが、今のところ故障はない。DSGの変速も滑らかで、ダンパー等の脚周りから内装に至るまで劣化感が少ない。年式と走行距離を考えれば非常に良好なコンディションで、アウディの耐久性の高さを感じている。

ロードスターRFと比べるとどうか

まとめると次の通りである。

ロードスターRFアウディA3(8P)
走りの楽しさ
パワー・加速
高速安定性
悪天候の安心感
軽快感・俊敏さ
積載性・実用性
コミュニティ
現代的な装備

維持費の現実

アウディA3 3.2 quattroのV6エンジン

維持費はロードスターRFと比べてやや上がった。

最も大きな変化は自動車税だ。3.2Lエンジンの排気量が大きく、新車登録から13年超であるため、税額が格段に高くなった。

  • ロードスターRF:36,000円
  • アウディA3 3.2 FSI quattro:66,500円

任意保険については、古い車のため車両保険の保険金額が低い値しか設定できない。補償内容の見直しが必要になった。
外車だからといって維持費が極端に高いわけではないが、税金面での負担増は覚悟しておいたほうが良いと感じた。

任意保険の見直しを検討している方は、複数社を一括比較できるサービスが便利だ。

ロードスターRFに戻りたいか?

ロードスターRFと富士山

正直に言う。少し戻りたい気持ちはある。この乗り換えは正しかったのかと思うことがあるのは事実だ。

ロードスターRFで体感した、あの軽さ・オープンエアの解放感・オーナー同士の繋がりは、他のクルマでは代替できないものだった。

ただ、アウディA3はとても良い車だ。V6エンジンの官能性、AWDの安心感、DSGの気持ちよさ。「ドイツ車に乗りたい」という長年の夢を叶えてくれた一台でもある。

ロードスターRFとA3、どちらが優れているかではなく、何を求めるかによって答えは変わるという結論に今は落ち着いている。

まとめ

アウディA3 3.2 quattroと芦有ドライブウェイ

こんな人におすすめ
・ドイツ車の質感・走りを体験したい
・AWDで悪天候も安心して走りたい
・スポーティさと実用性を両立したい
・希少な3ドアモデルに魅力を感じる

ロードスターのままが幸せな人
・軽さ・俊敏さを何より優先する
・オーナーコミュニティを楽しみたい
・オープンエアの解放感が好き
・モータースポーツを徹底的に楽しみたい

ロードスターRFを手放さざるを得なかった残念さと、A3への新鮮な驚きが混ざった状態が今の正直な気持ちだ。この先A3とどんな時間を過ごすことになるか、引き続きブログで書いていきたい。

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