ロイヤルパープルのエンジンオイルとミッションオイルをレビュー

ロイヤルパープルのエンジンオイル カー用品
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クルマのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、エンジンオイルやミッションオイルの選択が重要だ。特にスポーツ走行を楽しむオーナーにとって、オイルの性能がラップタイムやマシンの耐久性に大きく影響する。

しかし「どんなオイルを選ぶべきか」と悩む方も多いだろう。そこでおすすめしたいのが米国発の高性能化学合成オイルである「ロイヤルパープル」だ。今回は、このオイルをロードスターRFで実際に使用して感じたメリットを詳しく解説する。

ロイヤルパープルとは?ブランドの信頼性

ロイヤルパープルは、米国発の高性能オイルメーカーであり、レース業界や高性能車オーナーから絶大な信頼を得ているブランドだ。

Royal Purple Japan ロイヤルパープルオイル日本正規輸入元のページです
米CALUMET社と直接契約を行なっている正規輸入元であるレッドツリー株式会社のウェブページです。弊社は、日本の消費者に、正しいロイヤルパープルオイル(Royal Purple Oil)の情報を提供します。ロイヤルパープルオイルは、正規&非...

その特徴は独自の添加剤技術「Synerlec(シナーレック)」にある。この技術は、金属表面とオイルを強固に結び付けることで薄いのに強い油膜を形成し、金属表面を滑らかにすることで摩擦や摩耗を低減するという。

このオイルは一般車からレース車両まで幅広く使用されており、その性能はプロドライバーたちからも高い評価を得ている。ロードスターRFのような軽快なスポーツカーにとって、ロイヤルパープルは最適な選択といえるだろう。

ロイヤルパープルのエンジンオイルの特徴とメリット

今回は純正指定粘度である5W-30を試してみた。

耐久レースで感じる優れた潤滑性能

ロイヤルパープルのエンジンオイルは、摩擦を大幅に軽減することでエンジン内部のパーツを保護し、高回転域でもスムーズなエンジンの動作を実現する。

実際にマツダ車による2時間半の耐久レース「マツ耐」に実戦投入してみたが、ロイヤルパープルのお陰で、エンジンがレッドゾーンまで苦しげな様子なく非常にスムーズに回る。純正オイルに比べてトルク感も向上しており、岡山国際サーキットの「レッドマン」と呼ばれる上り勾配かつキツめの左コーナでも3速で余裕を持って立ち上がっていけるのだ。

この滑らかでトルクフルな印象が耐久レースの予選・決勝を通じてずっと続くので、レースというエンジンにとって過酷な使用環境にも関わらず安心して走らせることができた。

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ここでフィーリングだけでなく数値的な性能も確認しておこう。

米国本国の公式サイトに製品データシート(PDS)が掲載されている。

出典:royalpurple.com HPS 5W-30 PDS より

この中で重要な指標がHTHS(高温高せん断粘度)である。HTHSについてはオイル製造会社のミカド商事さんのサイトに掲載されている解説がわかりやすい。

HTHS粘度=高温高せん断粘度」は、「150℃の高い油温」で「金属同士でオイルをぎゅっとはさみガンガン押し付けて回転」させ「粘度を保つためのポリマーが無理やり引き伸ばされている」過酷な状況で粘度を測っています。カムやリフター・軸受け・ピストンリングやシリンダーなどの状況を再現した実効粘度です。

(中略)

ではどの程度HTHS粘度があれば大丈夫でしょうか?HTHS粘度が2.6を下回ると摩耗量が非常に増加することがわかっており、2.6以上がエンジン保護の1つの基準です。

(中略)

私見では燃費を気にしなければHTHS2.9以上がより安心です。

ミカド商事(株) HTHS粘度(高温高せん断粘度)とは! その1 わかりやすく説明

この解説記事を参考にすると、ロイヤルパープル HPS 5W-30のHTHSは3.8であるため、高負荷に耐えうる十分な油膜保持性能を有していると言える。

燃費性能の向上

上述の通りロイヤルパープルは機械的フリクションを抑えるため、エンジンが軽く回ることにより燃費向上を期待できる。モータスポーツに限らず日常的なドライブでも経済的メリットが感じられるだろう。

耐熱性と長寿命

耐久レースという過酷な環境下で使用してみても、レース後にオイルが劣化したような感じがしない。実際にエンジンオイルレベルゲージでオイル粘度を確認してみても、粘度が低下してシャバシャバになるようなことはなかった。このことから、高温下でも性能が劣化しにくくスポーツ走行時の過酷な条件下でも安定したパフォーマンスを発揮しているといえる。また、耐久性の高いオイルを使えば通常のオイルよりも交換頻度が少なく済むため、メンテナンスの手間を減らすことができる。

ロイヤルパープルのミッションオイルの特徴とメリット

エンジンオイルに加えてミッションオイルにもロイヤルパープルを試してみた。

潤滑感あふれるスムーズなシフトフィール

純正ミッションオイルからロイヤルパープルに交換した第一印象は「とにかく滑らか!」のひとことに尽きる。もともとND型ロードスターは特有の軽快で気持ちの良いシフトフィールを有しているが、この特徴がさらに際立つようになる。シフトチェンジがより楽しくなる。また、冷間時でもギアがスムーズに入りやすく、ドライバーが感じるストレスを大幅に軽減する。

シフトチェンジ時の渋さに悩んでおられる方に、ロイヤルパープルのミッションオイルは非常におすすめできる。

耐久性の向上

独自技術により、ギアの摩耗を抑える性能が高く、長期間にわたってギアボックスを保護する。スポーツ走行での酷使にも耐えられる耐久性が魅力だ。

静粛性の向上

ロイヤルパープルを使用するとギアノイズが低減されるため、車内が静かになり、長距離走行時の快適性が向上する。ただし、ギアの消耗などにより既に明らかな異音が発生している場合はいくらロイヤルパープルといえども解消することはできない。

異音が発生する前に予防的措置として前もってロイヤルパープルに交換しておくという使い方をオススメする。

ロードスターRFのシフトレバー

ロイヤルパープルをロードスターRFで使用するメリット

スポーツ走行での安定感

ロイヤルパープルを使用することで、ロードスターRFのスポーツ性能がさらに引き出される。ワインディングやサーキットでの走行がよりスムーズで快適になり、ドライバーの意図したラインを思い通りにトレースできる。

日常使いでも快適

高性能オイルながら街乗りにも適しており、エンジンやギアの動作がスムーズで快適性が向上する。冷間時の始動もスムーズで、日常の運転がさらに楽しくなるだろう。

コストパフォーマンスの高さ

ロイヤルパープルは耐久性が高いため、オイル交換の頻度を減らせる。初期コストはやや高めだが、トータルコストを考えると経済的な選択肢といえる。

ロイヤルパープルを導入する際の注意点

ロイヤルパープルを選ぶ際には、ご自身のクルマに適したグレードを選ぶことが重要だ。ロードスターロードスターで言えばエンジンオイルは「5W-30」、ミッションオイルは「75W-90」が純正指定規格とも合致し推奨される。

また、オイルフィルターの交換や定期的な油量の点検を怠らないことも大切だ。

ロードスターRFのエンジン

まとめ:ロードスターRFオーナーにロイヤルパープルをすすめる理由

ロイヤルパープルのエンジンオイルとミッションオイルは、ロードスターRFの性能を最大限に引き出す最適な選択肢である。優れた潤滑性能、耐久性、そして日常使いからスポーツ走行まで対応できる幅広い守備範囲がその魅力を支えている。

スポーツ走行や日常のドライブをさらに快適にしたいロードスターRFオーナーにとって、ロイヤルパープルは間違いなくおすすめだ。愛車のパフォーマンスをさらに引き上げたい方は、ぜひ一度試してみてほしい。

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