ロードスターRFは風の巻き込みが心配?オープンドライブの実態と快適さを解説

オープンのロードスターRF ロードスター(ND)
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はじめに:ロードスターの購入をためらう「風の巻き込み」への不安

オープンカーの代表格ともいえるマツダ・ロードスター。だが、購入を検討している人の中には「オープンで走ったら風が強すぎるのではないか」「長時間乗ったら疲れそう」という不安を抱く方も多い。特に初めてオープンカーを検討する人にとって、風の巻き込みは気になるポイントである。

そこで、実際にロードスターRFを所有しオープンドライブを体験した立場から、その実態をお伝えする。

結論:ロードスターRFは風の巻き込みが少なく快適

結論から言えば、ロードスターRFは風の巻き込みが意外と少なく、想像以上に快適である。これはマツダが空力性能に徹底的にこだわり、ボディ全体で風の流れをコントロールしているためである。街乗りでも高速道路でも、会話や音楽を楽しめるほどの静粛性を確保している。これにより、オープンカーでありながら風に疲れることなくドライブができる。

実際にロードスターRFの発売後にリリースされた2017年マツダ技報を見るとロードスターRFの静粛性について次のような記述がある。

オープン走行時の風騒音を低減するために,リアルーフ内側のリップ形状を工夫して,乗員の耳元に近いBピラー上部への不快な風の巻き込みを抑制した。小さな形状の工夫で,美しいデザインを守りながら,風騒音を効果的に抑えた。

2017年マツダ技報(No.34)

なぜ風の巻き込みが少ないのか?その理由

  • ウインドブロッカーの存在
    ロードスターには標準で小型のウインドブロッカーが装備されている。これが後方からの風をうまく整流し、室内への巻き込みを抑えている。
  • フロントガラスとボディデザイン
    フロントガラスの角度やボディの形状が、車内に入ってくる風の流れをコントロールしている。細部まで計算された空力デザインが、ドライバーと同乗者を風から守っているのだ。

前述のマツダ技報にも次のような記述がある。

オープン時に後方から巻き込んでくる風を効率的に抑えるために,リアルーフのトップ部形状を最適化するとともに,ソフトトップモデルよりも大型のエアロボードを採用した。

2017年マツダ技報(No.34)
ロードスターRFの大型エアロボード

実際にオープンドライブした感想・体験談

街乗りやワインディングを気持ちよく流すレベルでは、良い意味でほとんど風を感じないと言ってよい。不快な風の巻き込みは抑えつつも、春や秋の心地よい季節では心地よい外気を感じながら走ることができる。

高速道路でもウインドブロッカーの効果で、後方から巻き込む風が最小限に抑えられる。助手席に乗った家族や友人からも「思ったより静か」「髪が乱れない」という声があった。これまでオープンカーに抱いていた風の不安は、実際に乗ってみると杞憂であったと感じる。

オープンのロードスターRF

風の巻き込みが気になる場合の追加対策

  • 社外品のウインドディフレクターの装着
    小型のウインドディフレクターを追加すれば、さらに風の流れを整えることができる。
  • サイドウインドウは上げておく
    サイドからの風を適度にコントロールすることで、室内の気流が安定する。
  • 服装や帽子の工夫
    季節に応じて風を通さない上着や帽子を使えば、より快適にオープンドライブを楽しめる。

まとめ:安心してロードスターを楽しもう

ロードスターはオープンにしても風の巻き込みは少なく、快適なドライブが可能である。不安に思っていた方も、ぜひ一度試乗や体験ドライブで実際の快適さを確かめてほしい。オープンドライブの楽しさは、風を感じながらも心地よさを味わえるところにある。ロードスターはその期待を裏切らない一台である。

ロードスターRFと富士山

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