RX-8を所有していた頃、冬になれば毎年雪道ドライブを楽しんでいた。
RX-8の雪道性能と使用したスタッドレスタイヤをご紹介する。
RX-8は雪道を走れる?
結論、RX-8は雪道を走れる。
正確に言えば、きちんとスタッドレスタイヤを装着すれば除雪された道やあまり急勾配でない道であれば十分に走行可能だ。
むしろFR(フロントドライブ・リア駆動)のスポーツカーとして前後重量配分がほぼ50:50(※)とバランスがよく、比較的インフォメーションに優れた電動パワーステアリングを備えるRX-8は、雪道で常にタイヤのグリップ感を探りながら走行できるためむしろ雪上走行に向いていると言える。
(※)2005年式RX-8(TYPE-Sグレード)の車検証上の前後重量配分は、前680kg/後ろ630kgである。よって正確には前後重量配分は52:48となる。
雪道の運転で気をつけること
雪道は当然ながら滑りやすい。この滑りやすさには十分に気をつけて運転しなければならない。
気をつける点は次のようなものが挙げられる。
- 急がつく操作をしない。急ハンドル、急ブレーキ、急発進など。
- カーブ手前では十分に減速する。カーブ入り口では減速し終わってるように。
- タイヤのグリップ感をハンドルで感じながら徐々に操舵する。
通常のアスファルトの上を走行する際はグリップが高くて問題ないことでも、雪上走行では常に滑りやすい路面であることを念頭に置いた運転が必要だ。
使用しているスタッドレスタイヤ
筆者が使用しているスタッドレスタイヤはNANKANG(ナンカン)というメーカーのスタッドレスタイヤESSN-1である。
肝心のグリップ感だが、日常域を普通に安全運転する分には全く問題ない。
雪道のワインディングにおいてもグリップ感を掴むことができるので、滑る/滑らないをステアリングや車体挙動から感じ取ることができ、しっかり感がある。
正直申し上げて、当初はアジアンタイヤのスタッドレスは期待していなかったが、意外にも国産スタッドレスに比べて遜色がないというのが、実際に使ってみた感想である。
なお現在は、ESSN-1から氷雪路面での駆動力と制動力が向上し、ロングライフで静粛性が格段にアップしたと謳われるAW-1が販売されている。
今までに走った雪道
RX-8で今までに走った雪道を挙げてみる。
国道186号
中国地方の快走ワインディング路、R186。幹線国道であり比較的除雪が入りやすい。
雪があっても無くても両方楽しめるお気に入りのドライブルートだ。
広島・島根県境の県道
中国地方に温暖なイメージを抱いている方もいるかもしれないが、島根・広島県境は雪がよく降る。スキー場も点在するエリアだ。
国道156号線(白川街道)
雪道を求めて岐阜県までドライブをしたことがある。
幹線道路であれば除雪がされておりRX-8でも十分走行可能であった。
まとめ
RX-8でも雪道ドライブは楽しめる。
しかし、駆動方式はAWDではなくFRだし最低地上高も低いため無理は禁物だ。
したがって除雪が進みやすい幹線道路や急勾配のない道を選ぶようにしたほうがいいと思う。
無理をしなければ雪上運転は丁寧な運転操作が身につくので運転の練習としてオススメである。
スポーツカーだからと言って諦めずに、安全に注意しながら是非雪道ドライブを楽しんでいただきたい。
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