コンチネンタルのスタッドレスVikingContact8をレビュー

コンチネンタルのスタッドレスタイヤVikingContact 8 カー用品
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本格的な冬の到来に備えてロードスターRF用にスタッドレスタイヤを準備した。やはり、雪道であってもロードスターRFでのドライブを楽しみたい。

今回導入したスタッドレスタイヤはコンチネンタルVikingContact 8(バイキング・コンタクト・エイト)である。早速ロードスターRFに履かせたのでレビューする。

コンチネンタル VikingContact 8とは?

コンチネンタルは、ドイツを拠点に高品質な製品を提供している世界的に有名なタイヤメーカーだ。
そのコンチネンタルのプレスリリースによるとVikingContact 8は前モデルのVikingContact 7に対して、強力な雪上および氷上性能をさらに強化した上、転がり抵抗の改善ノイズの低減などプレミアム要素にも力を入れたとのことである。

以下のような特徴が謳われている。

  1. 最新世代のノルディック・コンパウンド:極寒の条件下でも柔軟性を保ち、雪や氷の上で優れたグリップとトラクションを確保する新コンパウンド(ゴムの材質)
  2. 3レイヤー・サイプ:ストレート、ジグザグ、波型の 3 つの異なる形状を持つ、多機能なデザイン
  3. パターンレイアウトとコンパウンドの相乗効果による快適性:欧州タイヤラベリングで「ノイズレベル」がAの静粛性と雪上・氷上性能を両立
  4. エネルギー効率を向上するトレッドパターン、コンパウンドと構造:主要サイズで欧州タイヤラベリングの「転がり抵抗性能」で「A」または「B」を獲得する低燃費性能
VikingContact 8の3レイヤー・サイプ(出典:コンチネンタルタイヤ・ジャパン(株)リリース

ロードスターRFのスタッドレスにVikingContact 8を選んだ理由

スタッドレスタイヤはその使用目的から雪上・氷上性能に特化して開発されることが多い。
雪国の厳しい交通環境で安全に走行することが大きな目的のタイヤなので当然である。

しかし、この「雪上・氷上性能」は「ウェット性能」や「ドライ性能」と背反することが多い。端的に言えばスタッドレスタイヤはウェット路面やドライ路面に弱いのである。

具体的には、ウェット路面では滑りやすく制動距離が伸びがちであり、ドライ路面ではスタッドレス特有の柔らかいコンパウンドによりコーナリング時に荷重を掛けると腰砕けするような頼りない接地フィーリングとなることが多い。
実際の走行シーンを考えてみると、よほどの雪国でない限り冬季期間中は雪道だけでなくウェット路面やドライ路面を走行する機会も多いのではないだろうか。

コンチネンタルのような欧州メーカーのスタッドレスタイヤは、昔から雪上・氷上性能だけでなくウェット性能やドライ性能にも配慮されていることに定評があり、この点が筆者がロードスターRFにVikingContact 8を履かせた大きな理由だ。

ロードスターRFに装着したコンチネンタルのVikingContact 8スタッドレスタイヤ

実際に使ってみた感想(レビュー)

コンチネンタルのVikingContact 8を装着したロードスターRFで実際に雪道を走行してみた。

雪上性能

深雪や圧雪路では、回転方向が指定された独自の3レイヤー・サイプが刻まれたトレッドパターンが路面をしっかりと掴み安定した走行を可能にしてくれた。特に発進性能に優れているような印象をもった。

あえて積雪路の上り坂で停止してから発進したり、下り坂で停止してから後退するような「いじわるテスト」を行ってみたが、案外普通に発進してくれた。もちろん過信は禁物だが、スタッドレスタイヤにとって最も重要であるである雪上性能は十分に備えていることを確認できた。

氷上性能については未だ試していない。評価次第おって報告したい。

ウェット性能

気温が低い朝の時間帯は積雪路であっても気温が上昇してくる昼頃になると雪が溶けてウェット路面になることは多い。

このようなウェット路面においてVikingContact 8は必要十分なグリップを発揮してくれる。もちろんサマータイヤには及ばないものの、危ないと感じるシーンは一切なかった。

ドライ性能

ドライ性能は予想以上に良かった。これなら、雪のない通常のアスファルト路面でも我慢の必要はなくロードスターRFでドライブを十分に楽しむことができると感じるものだ。

もちろん、サマータイヤ同等のフィーリングとはいかないしスタッドレスタイヤ特有の柔らかさは感じる。
しかし、まず直進安定性が高い。そしてステアリング直進状態から操舵を開始するときの反応が良い。直進状態から徐々に操舵してタイヤに荷重をかけてコーナリングしていくというような、クルマとの対話が非常に重要なシーンにおいてVikingContact 8はきちんと路面インフォメーションをステアリングに伝えてくれる。ハイグリップタイヤのようにクイックというわけでは無いもののコントロール性が高い印象で、ステアリングの操舵角に対してクルマのヨーレートがリニアに反応してくれる気持ちよさがある。

そのほか、快適な乗り心地と優れたNVH性能(静音性)が際立った。降雪量の少ないエリアを走るオーナーにとっても満足度が高いはずだ。

適切なサイズと購入のポイント

ロードスターRFに装着可能なタイヤサイズは以下の通りだ:

  • 16インチ:205/50R16
  • 17インチ:205/45R17(純正サイズ)

スタッドレスタイヤ交換は冬が始まる前の早めの時期に行うのが理想的だ。

VikingContact 8はロードスターRFに最適

コンチネンタル VikingContact 8は、ロードスターRFでの雪道走行を可能にし、さらに快適性や静粛性を兼ね備えた理想的なスタッドレスタイヤのひとつだ。

ロードスターRFを雪道でも楽しみたいと考えているなら、このタイヤは間違いなくおすすめだ。雪道での安全性を確保しながら、スポーツカーならではの走行性能を存分に楽しむことができる。ぜひ、この冬の相棒として検討してみてほしい。

コンチネンタルのスタッドレスタイヤVikingContact 8

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