ETC(電子料金収受システム)は高速道路の料金所のノンストップ通過を可能にしスムーズな移動を実現してくれる。これらの装備を適切に取り付けることで、ドライビングの安全性と快適性が大幅に向上する。
特にツーリング性能の高いロードスターRFには必須のアイテムと言っていい。
しかし、ライトウェイト・スポーツたるロードスター(ND型)はそのコンパクトなデザインゆえ、車内のスペースが限られておりETC車載器の取り付け場所に悩む方が多いのも事実。車内の美観を損なわず、且つ実用的な場所を選ぶことが求められる。
この記事では、ロードスターRFのどこにETC車載器を取り付けるべきか悩んでいる方々に向けて、最適な取り付け場所を提案している。ぜひ参考にして欲しい。
ETCの取付場所を選ぶポイント
ETCの取り付け場所を選ぶ際には、以下のポイントを考慮する必要がある。
- 視界の妨げにならないこと:ドライバーの視界を妨げる位置に取り付けると、安全運転に支障をきたす可能性がある。
- 配線の取り回しが容易であること:配線が目立たず、かつ取り付けが簡単な場所を選ぶことが重要だ。
- 防犯性:駐車時にETCカードが車外から見えない位置に設置すると防犯性が高まる。
- 使いやすさ:助手席の人に邪魔にならず、かつカードの挿入や取り出しが簡単に行える位置が好ましい。
これらを満足する位置を探してみる。
ETCの取付場所候補
グローブボックス内
通常のクルマであればグローブボックス内にETC車載器を取り付けるのが一般的だ。
- メリット:目立たない、簡単な取り付け
- デメリット:取り出しにくい
しかし、ND型ロードスターにはグローブボックスが無い。したがって、別の場所を探す必要がある。
運転席の足元周辺
次の候補は運転席の足元周辺だ。
- メリット:手が届きやすい、配線が短くて済む
- デメリット:若干目立つ可能性、ペダル操作時に足に当たる可能性
ここはETCカードを抜き差ししやすい位置である。ただ、ペダル操作時に足に当たる可能性があるのが難点だ。駐車時の防犯性という意味でも懸念がある。
センターコンソール内
次の候補はセンターコンソールの収納ボックス内だ。
- メリット:目立たない、アクセスしやすい
- デメリット:スペースが限られている
自動車SNS「みんカラ」を見てみると、機種によってはピッタリ収まるので、ここにETC車載器を設置している方は多いようだ。
もしこの場所を収納ボックスとして使わないのであればアリだと思う。筆者は収納ボックスとしての機能を残しておきたかったので、別の場所を検討することとした。
運転席後ろの収納ボックス内
次の候補は運転席後ろの収納ボックス内である。
- メリット:目立たない
- デメリット:スペースが限られている、配線がやや長くなる
ここはETCカードの抜き差し頻度が高い方には難があるが、あまり抜き差しをしない方にとっては良い場所だと思う。
結論をいうと、筆者はここにETC車載器を取り付けることにした。
運転席後ろの収納ボックス内に設置
ロードスターRFの運転席シート背後に収納ボックスがある。このボックス内にETC車載器を設置した。
運転席シートの背後にあるので元々小物入れとして使いづらく、またドライビングポジションを都度調整するのが面倒なのでシートを倒したくない。したがって、ETC車載器のように設置したらずっと車内に置きっぱなしになるモノを入れておくのが良いだろう。
ETCの配線は収納ボックスに穴を開けて裏側に逃がしている。
アンテナはルームミラー裏の位置に設置。
ちなみにドライブレコーダーはこの位置に設置すると運転の視界を邪魔しない。
取り付けしたETC車載器
今回取り付けたETC車載器はデンソーのDIU-9500というモデルだ。
最低限の音声案内のみのシンプル機能が気に入っている。
まとめ
ETCを取り付ける際、適切な取り付け場所を選ぶことは非常に重要だ。視界の妨げにならず、使い勝手が良く、美観を損なわない場所を選ぶことで、快適なドライブができる。
各取り付け場所のメリット・デメリットのまとめ
- 運転席の足元周辺:操作性が高いが、若干目立つ可能性がある。
- ダッシュボード内:見た目がスッキリするが、取り付けが難しい。
- センターコンソール内:目立たず操作性も良いが、スペースが限られる。
ETCを適切に取り付けることで、ロードスターRFのもつロング・ツアラーとしての資質を引き出して快適なドライブを実現できる。以上参考になれば幸いである。
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