大幅改良した新型ロードスター(ND)だが、先週にジャーナリスト試乗会が開催されたようで続々とインプレッション記事やYouTube動画が上がってきている。
その中でいくつか目に留まったものを取り上げてみようと思う。
インプレッション記事(試乗記)
GQ
早速GQ誌の記事がアップロードされていた。
まず、写真が綺麗☺️
走った印象については次のように書かれている。
「これは絶対に足まわりにも手が入っている」
…(中略)…
しかし、マツダの技術陣によれば「サスペンションとタイヤは従来型とまったくおなじ」とのこと。
GQ「ハンドルを握れば違いに驚く!──新型マツダ・ロードスター試乗記」
今回新採用された「アシンメトリックLSD」がまるでサスペンション仕様を変えたかのような印象を与えているとのこと。LSDは確かに走りへの影響度が大きい部品なので、納車されたらこのあたりをじっくり味わいたい。
しかし、そもそもなぜこのタイミングでLSDというパーツに改良の手を入れてきたのかが気になっていた。それに対して下記のように書かれている。
そこでマツダが採用したのが、前述のアシンメトリックLSDだった。これなら、サスペンションを硬めず、言い換えればロードスターのヒラヒラ感をそのままに、安定性を高められる。しかも、スポーツドライビングでもっともクルマの姿勢が不安定になりやすいのはコーナーに向けてブレーキングするときだが、アシンメトリックLSDは、減速時に左右の駆動輪の結びつきをより強めることでブレーキングの際の姿勢を安定させ、タイヤからコンスタントなグリップを引き出すことに成功した。
GQ「ハンドルを握れば違いに驚く!──新型マツダ・ロードスター試乗記」
なるほど。ロードスターは独特の「ヒラヒラ感」を大切にしているためスポーツカーとは言え安易にサスペンションを硬めるわけにはいかない。しかしスポーツドライビングではコーナー進入時のブレーキングで安定性を確保する必要がある。
そこでLSDに着目して、特に減速時の効きを高めることで「ヒラヒラ感」と「安定性」を両立してきたという訳である。
つまり走りの安定性を作り上げるのは何もサスペンションだけではないということである。
本記事では最後まで新型ロードスターが絶賛されており、ますます納車が楽しみになってきた。
YouTube
ウナ丼氏
まずは早速動画を上げておられたウナ丼氏。
最初から最後までテンション高く、ベタ褒めである(笑)
電動パワーステアリングの変更は走り始めてすぐに分かるとのこと。
駐車場を少し走っただけで笑顔になる電動パワーステアリング、非常に気になる(笑)
早くハンドルを回してみたい☺️
エンジン音も意外と違いがあるようだ。
確かに今回の商品改良でソフトトップに搭載される1.5Lエンジンは3kW(4馬力)向上している。
それだけでなく、室内にエンジン音を導くインダクション・サウンド・エンハンサー(ISE)にも改良の手が入っているとの事だ。
終始楽しそうに話されている様子を見ると本当に楽しいクルマになっているのだろう。
五味氏
この業界の著名ジャーナリストである五味やすたか氏によるインプレッション。
毎度のことながらメカニズムが詳細まで解説されており、何がどう変わったのか細部まで把握することができる。氏のマニアックな解説は嫌いではない(笑)
動画によると、従来のロードスターは7割ぐらいが新規客だったのが今回の商品改良車は現オーナーからの代替が5割くらいあるとの事。
最後のおまけ動画では結構時間をとって「アシンメトリックLSD」についての模型を使った解説がある。
「今までのスーパーLSDってそういう仕組みだったのか〜!」とか「アシンメトリックLSDの仕組みがやっと分かった!」といった感じに勉強になった。
まとめ
メディアにインプレッション記事が出始め、オーナーへの納車も始まった新型ロードスター。
これから実際に路上で目にする機会が増えていくだろう。
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