ロードスターRFのエンジン慣らしツーリング

ツーリング
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ロードスターRFを納車した翌日からは乗りたい気持ちをグッと堪えて(笑)、いつも懇意にしているお店(越智モータースさん)に預けボディーコーティングを依頼。

この度引き取ったので、本格的に慣らしを兼ねて長距離ツーリングに出かけることとした。

ボディーコーティングによりヌルテカなボディになった。

エンジン慣らしの方法

エンジン慣らしの方法についてはWebに様々な情報があるが、マツダ公式の見解がFAQページに載っている。

車を購入しましたが、慣らし運転は必要ですか?どんなことに注意すればよいでしょうか? | 【MAZDA】よくあるお問合せFAQ
現在では、部品やオイルの品質が向上したことにより、以前に比べると特別に慣らし運転を考える必要はありません。 普通の運転(急発進・急加速・エンジン回転を高回転に保つなどの急・高のつく運転を避けた運転)

現在では、部品やオイルの品質が向上したことにより、以前に比べると特別に慣らし運転を考える必要はありません。
普通の運転(急発進・急加速・エンジン回転を高回転に保つなどの急・高のつく運転を避けた運転)をしてください。

マツダ(株)FAQページ

公式には特別な慣らし運転は必要ないとの見解のようだ。

しかし、慣らし運転を行なって損は無いし、せっかく新車を買ったのだから今後とも末永く気持ちよく乗り続けるために儀式として慣らし運転をしておきたい。

色々調べると、元エンジン開発者が執筆されているTORINO CARSさんのブログが参考になった。

エンジンにとってベストな慣らし方法とは【その2】 | ブログ | 自動車メーカー車両開発者が営む極上車専門店【TORINO CARS(トリノカーズ)】
エンジンには慣らしが必要といわれていますが、ベストなエンジン慣らしの方法はどうすればよいのか、エンジン開発者目線でご紹介致します。今回は【その2】として私がベストと考えるエンジン慣らしの方法についてご紹介致します。

エンジンにとってベストな状態を長い間保つ、もしくはエンジンの出力を最大限発揮させる為には、私はエンジン慣らしが必要であると考えています。

実際に、エンジン開発時は、しっかりとエンジン慣らしをしますし、慣らしの方法までしっかりと規定されています。

TORINO CARS ブログ「エンジンにとってベストな慣らし方法とは【その1】」

そして具体的な慣らし方法について次のような提案がされている。

①走行距離 0~300km

⇒エンジン回転数はレッドゾーン回転数の40%以下、アクセル開度は25%(1/4)以下で、出来るだけ優しい運転を心掛ける

②走行距離 300~800km

⇒エンジン回転数はレッドゾーン回転数の50%以下、アクセル開度は50%(1/2)以下で、急加速しない範囲で通常の運転でOK

③走行距離 800~1300km

⇒エンジン回転数はレッドゾーン回転数の75%以下、アクセル開度は75%以下で、徐々に負荷のかける運転を心掛ける

④走行距離 1300~1500km

⇒何も縛りは無し。可能な限り高回転までエンジン回して加速を行うなど、エンジンに負荷が大きく高温となる状況を定期的に作ることを心掛ける

TORINO CARS ブログ「エンジンにとってベストな慣らし方法とは【その2】」

基本的にこの方法に沿って慣らし運転を行うこととした。

岡山の広域農道群を走る

慣らしツーリングの行き先を検討した結果、交通量やストップ&ゴーが少なく快適に走れてエンジンをある程度回せる道として、岡山県の広域農道群を走ることとした。

広域農道群とは次の道だ。

  • かぐら街道
  • 奥吉備街道
  • 美作やまなみ街道

これら3つを総称して「昇天街道」と名付けられているとか、いないとか…笑

(とても走りやすい整備された2車線幅のダイナミックなワインディング・ロードの、あまりの走りの楽しさに昇天してしまう、ということらしい…笑)

かぐら街道

岡山県道33号を北上してかぐら街道入口を目指す。

ここから山中のダイナミックなワインディングロードが始まる。

土曜日の日中にも関わらず、先行車はおろか対向車に出会うことも稀という快走路である。

慣らし期間中のためエンジン回転数を4000rpm程度に抑えつつもマイペースで走ることができ、ロードスターの軽さを存分に味わうことができた。

最後に大きなループを描きR180に突き当たってかぐら街道は終了。

右折した後、R313→K49と繋いで次の奥吉備街道を目指す。

奥吉備街道

奥吉備街道の途中の地点から走行を開始。

こちらも先ほどのかぐら街道と同様に交通量僅少でマイペースで走ることができる。

あっという間に終点に到着。

K71を右折してR484に繋ぎ、3つ目の美作やまなみ街道を目指す。

美作やまなみ街道

南始点からアタックを開始。

相も変わらず先行車・対向車がまばらなワインディングを快走していると途中で通行止め。

案内に従いK52→R53→K52と迂回した。

再び美作やまなみ街道に復帰し北上を続ける。

3つの広域農道を通して走り放題である。

走り好きの皆さんにとてもオススメのルートだ。

国道429号線

昇天街道を走り終えて津山に辿りつく。続いてR429を走ることにする。

当日は3月頭にしては寒い日で雪が舞っていた。昨晩に積もった雪が路肩に残っている。

路面はドライで、ロードスターらしいヒラヒラ感を感じながら淡々と進んでいく。

R429の旧道を往く。

この辺りでオドメーターは800kmに達し、ようやくロードスターRFに慣れてきた気がする。

ロードスターRFの印象としては「ハードトップのRFでもロードスターなんだな」というものだ。

つまりライトウェイトなコーナリングマシンだ。とにかくコーナリングが楽しい。そこそこハイペースでコーナーに進入してもステアリングを切り増せばまだ曲がる余裕がある。やはり軽いことは素晴らしい。前まで乗っていたRX-8ではどれだけお金をかけて改造してもこの軽さは出ないだろう。

ロードスターは「曲がるために生まれてきた」と言っても過言ではない。

R429沿いにある神子畑選鉱場跡。マシーングレーのRFと組み合わせると中々エモい。(白く舞ってるのは雪)

この後は舞鶴若狭道で丹波篠山まで出た後、R372で京都府亀岡市に到着し宿泊した。

芦有ドライブウェイ

翌日はR423を南下。大阪府道4号を妙見山まで往復。この府道4号が実に楽しい!これでもかと曲がりくねっており、ロードスターならではの前後バランスの良いコーナリングを常に味わえる。

ロードスター乗りの方はぜひ走ってほしい。

その後は学生時代の後輩と合流。一緒に箕面まで降りてR171→府道2号(中環)→中国道(中国池田IC→宝塚IC)→K51と経由して芦有ドライブウェイを目指す。

芦有ドライブウェイの東六甲展望台。非常に眺めが良い。後輩のアテンザワゴンと。

比較的道幅の広い2車線ワインディングロードで走行ラインに余裕を持って走ることができる。

ここで解散とし、麓に降りて阪神高速に乗り帰宅の途に就いた。

最後に

今回の慣らしツーリングで走行距離は1391kmとなった。

あと100kmぐらいで慣らし完了である。燃費はツーリング全体を通して約16km/Lであった。

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