新型ロードスターRF(ND2)を所有して1周年の感想

ロードスターRF ロードスター(ND)
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ロードスターRF(ND2)を納車してからまもなく1年が経過する。
クルマの所有期間が長くなると、購入当初の興奮が落ち着き、日常的な使い勝手や細かな不満点が見えてくるものだ。

本記事では、1年間ロードスターRFを所有して感じた魅力気になる点を紹介する。これから購入を検討している方にとって、リアルなオーナーの視点が参考になれば幸いだ。

総評

一言で「買ってよかった!」である☺️
買ったことを後悔したことは1度もない。

まず、ひと目見て美しいスタイル。そして、乗りこみひとたび走り出せばロードスター特有のライトウェイト感ある軽快なドライビング体験。それを2Lエンジンの余裕あるトルクと静粛性の高い上質なキャビンと共に味わえるのがRFならではだ。

ロードスターRFと富士山

1年乗って感じたメリット

運転の楽しさ

これは言うまでもないことだが、ロードスターRFの最大の魅力は、やはり走りの楽しさにある。軽量ボディとFRレイアウトの組み合わせは、ワインディングロードでの爽快な走りを実現する。

例えば新型(ND2)で採用された新型電動パワーステアリングは良くできた油圧式のような滑らかで精緻なステアフィールを届けてくれる。

コーナー進入時にブレーキをリリースしながらステアリングを操舵すれば、前傾ピッチ姿勢からロール、ヨーへと絶妙に変化する気持ちの良い車両挙動を伴って爽快にコーナリングをすることができる。

まさにこのピッチ・ロール・ヨーの3軸運動の絶妙な連携こそがロードスターRFのハイライトだ。ちなみに、この3軸運動の滑らかな連携はオープン状態でより顕著に感じることができる。そういう観点でも、やはりロードスターRFはロードスターの一員でありオープンが基本の姿ということなのだろう。

また、走りの楽しさは雪上でも同様である。

オープンカーならではの開放感

電動ハードトップを開ければ、ソフトトップモデルと同じようにオープン・エア・ドライビングを楽しめる。

上の記事でも書いたが、ロードスターRFのルーフ折りたたみ機構は良くできておりオープン時にリアウィンドウが格納される
これにより爽やかな風の通り道ができる

また、これはハードトップを持ったRFならではの利点だと思っているのだが「オープンにしても外観のぱっと見ではオープンに見えない」という点が良い。
「オープンの爽快感は欲しいが、オープンの見た目は気になる」という筆者のようなオープンカー初心者の方にとってメリットだと思う。

サイドウィンドウを上げればオープンカーならではの開放感を十分に享受しながらも周囲からの視線にも適度に対応することができる

お買い物用コンパクトカーとしても運用できるサイズ感

ロードスターといえばスポーツカーというイメージが先行するだろうが、その取り回しのしやすいボディサイズゆえコンパクトカーとしても運用できるのである。

実際、全長は3915mmと4mを切っており全幅も1735mmと5ナンバー枠よりも35mm広い程度のため街中での取り回し性に優れる。全高も1245mmと低いので立体駐車場の高さ制限に引っ掛かることもない。

したがって商業施設の駐車場が多少狭くとも駐車しやすく、買い物後もスムーズに退出することができる。道を間違えたときのUターンも思いついたタイミングで行うことができ、この小回り性は昨今流行しているSUVに対する大きなアドバンテージだ。

出典:MAZDA ROADSTER RF Technical Information

燃費の良さ

納車後1年間の平均燃費は16.5km/Lである。
この燃費計算期間には、週末のツーリングだけでなくサーキット走行や普段の街乗りも含まれている。

「スポーツカーとしては」という但し書きをせずとも十分に燃費が良いと言える値だろう。

ロードスターという文化(コミュニティ)

クルマそのものの良さ以上に「ロードスター」というコミュニティが存在することが素晴らしいと思う。もはや文化といっていい。SNSやミーティングで仲間と繋がれるのもロードスターやロードスターRFの魅力だ。

1年乗って感じたデメリット(気になる点)

収納スペースの少なさ

当初から期待していた訳では無いがやはり収納スペースは限られる。象徴はグローブボックスが無いことだ。
ロードスターRFに備わる収納は主に次の4つ。

  • トランク
  • センターコンソール後ろの収納ボックス
  • センターコンソールの収納
  • 運転席後ろの収納ボックス

なお、よく置き場が問題になる車検証であるが筆者はトランクに入れている。

収納が限られるとはいえ、普段の生活で大きな荷物を運ぶ機会はそんなに無いしスーパーやドラッグストアでの買い物レベルであれば難なく助手席やトランクに収納できるので、実際にこの1年間で荷物が載せられずに困ったことはほぼ無かった。(サーキットに行くときに予備タイヤを載せられないくらいだろうか。)

ロードスターRFの室内。グローブボックスは無い
ロードスターRFを含めND型ロードスターにはグローブボックスが備わらない

電動リトラクタブル・ハードトップの作動車速が10km/h以下

ロードスターRFの屋根(リトラクタブル・ハードトップ)は電動で開閉が可能だ。走行中でも開閉が可能なのだが、その車速は10km/h以下に制限されている。

海外メーカーを含め同様の機構を備えたオープンカーにはもう少し高い車速域でも開閉できる車種があるので、ロードスターRFも同様に頑張ってもらえるとありがたい。
(例えばポルシェ718ボクスターは50km/h以下で開閉が可能だ。)

電動オープンのロードスターRF

ロードスターRFはどんな人におすすめ?

クルマの運転が好きな方、つまり「移動が目的地だ」と言える方だ。そのような方にとっては買って後悔しない魅力がつまっている。

ロードスターRFと海

ロードスターRFおすすめパーツ

強化ドアウェッジ

ドアウェッジの強化は安価かつ手軽に行え、体感しやすいチューニングだ。

リジカラ

乗り心地と走行性能の二兎を追うことができるすごいパーツ、それがリジカラだ。

ストーンガード

ロードスターRFを含めND型ロードスターのデザインは車体下部を絞り込んだスリークなデザインになっているので、付けておくと石はねをある程度防げるので安心だ。

まとめ

新型ロードスターRF(ND2)が納車され1年となるが全体的な満足度は非常に高い。特に走行性能とデザインの魅力は大きく、スポーツカーとしての楽しさを存分に味わえる。

ロードスターRFは、運転そのものを楽しみたい人にとっては最高の相棒となる1台だ。もし購入を迷っているなら、ぜひ一度試乗してその魅力を実際に体感してみることをおすすめする。

ロードスターRF

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