ロードスターRFを所有して1ヶ月の感想

ロードスター(ND)
記事内に広告が含まれています。

今年の2月下旬に納車されたロードスターRF(ND2)。

約1ヶ月乗ってみて感じたことを紹介してみようと思う。

走りについて

ハンドルを切った印象

前車がRX-8ということもあるが、運転感覚はとくかく軽い。まさに「ライトウェイト・スポーツ」という感覚がある。

納車前は、

電動開閉式のハードトップをもつRFは、ソフトトップに比べて動きがモッサリとして重いのではないか

と心配していたのだが杞憂であった。RFであってもロードスターなんだと思う。

車体が軽いとタイヤに無理をさせずにコーナーを曲がれるので、一言でクルマが軽やかな印象。

また、少しオーバースピード気味でコーナーに進入してしまったとしても、ステアリングを切り足せば曲がってくれるので何事もなかったかのように通過することができて、走りに安心感がある。

標準装着されるタイヤはブリヂストンのポテンザS001

総じて自然なレスポンスと十分なグリップ感を備えているバランスの良いタイヤだと感じる。

スポーツタイヤでありながらも乗り心地や静粛性は犠牲になっておらず、トータルバランスが高いタイヤだ。

ただ、ウェットグリップはそんなに良くないように感じる場面があった。例えば、ウェット路面でのコーナリング時にアクセルを不用意に開けるとリアが滑りやすい。ドライグリップはそこそこ良いので相対的にウェットグリップが弱い印象だ。

走りの総合的な評価としてはとにかくコーナリングが気持ちよく、ロードスターは「曲がるために生まれてきた」と言っても過言ではない。

エンジンの印象

エンジンの印象は一言でパワフル

もちろん前に乗っていたクルマや人の好みによって印象は異なると思うが、約1,100kgの車重に対して2Lエンジン(184ps/205Nm)というSPECは自分にとっては十分以上のパワー感と思う。

以前ソフトトップに試乗したときは、シーンによっては「もう少しパワーが欲しい」と感じた。

しかしRFであれば、今のところパワー不足を感じたシーンはない。

むしろ「シャシーに対してエンジンが若干勝っている」感すらあると思う。

エンジンのキャラクターは、尖ったところはなく全方位的に良くできた優等生タイプだろうか。

このように表現するとつまらないエンジンと思われるかもしれないが、決してそうではなくレッドゾーンまでスムーズに回り、その時のサウンドは力強い。メカ音が主体のスポーツエンジンという感じの音だ。

また低回転(1200rpm付近)から高回転まで幅広い範囲が使えるので、街乗りでは低回転で穏やかに走りつつもサーキットや峠では高回転まで引っ張ってパワーを引き出すような楽しみ方ができる、懐の広いエンジンである。

オープンにしたとき

ロードスターRFについてよくある意見。

ロードスターRFはオープンにしても後部のピラー(柱)が残るから、ソフトトップに比べて開放感が劣るんじゃないかな。

実際に乗ってみると、そんなことはないと思った。

以前の記事でも書いたが、オープン時にリアウィンドウが開くので風の通り道ができることでオープン感は十分にあるのだ。

むしろRFならではの、乗ってみると十分にオープン感はあるのに、見た目はそんなにオープン感が無い」という特徴は、オープン状態をそんなに目立たせたくない自分にとって丁度よいものだ。

安全装備

MRCC

新型ロードスター(ND2)における商品改良の目玉の一つがMRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)の搭載だと思う。

この装備は結構使える

使い方は簡単。

  1. ステアリングホイールにあるクルーズコントロールのスイッチを押す。
  2. 「SET+」または「SET−」を押す。

すると、車速が設定されクルーズコントロールが開始される。

クルーズコントロールの設定車速が60km/hに設定された例

ちなみに下記ボタンの上下を押すと前車との車間距離を調整できる。

車間距離を調整するボタン
MRCCの車間距離を設定する画面

そしてこのMRCC、なんとMTの変速中も使えるのである。

シフトアップでもシフトダウンでも、クラッチを踏んで変速操作をしている最中はMRCCが一時的に解除され、変速が終わると再度復帰する

MRCCを使うと高速道路で長距離移動する際の疲労度が低減され、ツーリングの快適性を確実に高めてくれる。

ユーティリティ

ロードスターRFに乗り換えるにあたって一番の懸念点が荷物を載せるスペースの少なさであった。

しかし、1ヶ月以上乗ってみると意外と不便ではなかった

むしろロードスターならではの、必要最小限の乗車定員・室内空間・トランクが、無駄を排除したミニマル感があってむしろ清々しい感じすらある。

ロードスターRFのトランク。1人分の旅行用スーツケースが入る容量が確保されている。

ロードスターRFに乗り換えて気付いたのだが、そもそも大きな荷物を載せる機会ってそんなにない。

年に数回あるか無いかの積載性のために、必要以上に大きなクルマを保有するのは無駄だなと思うようになった。

しかし、グローブボックスは欲しいかな…笑(NDロードスターでは軽量化の名目でグローブボックスが装備されていない)

燃費

ロードスターRFのカタログ燃費は15.8km/L(WLTCモード)である。

この数値は実燃費として十分に達成可能な数値である。

納車から約1ヶ月間、週末に高速道路や郊外路をドライブするという使い方がメインで約16km/Lという燃費を達成している。

まとめ

ロードスターRFに約1ヶ月乗ってみた感想は、端的に「買ってよかった!」である。

クルマで走ることが好きな方には是非乗ってみて欲しい。

また、車体サイズがコンパクトなので、意外と日常での買い物にも気軽に乗っていける。

少しでも興味がある方は、お近くのディーラーに試乗に行ってみることをおすすめする

コメント

タイトルとURLをコピーしました